退行

生活の激しい困難にぶつかり、解決の方法を発見できぬ場合に、児童期あるいは乳幼児期にみられるような反応が現われることがあります。これを退行の現象といいます。現在の生活に重大な破綻を生じ、現在の行動様式が環境に適応しなくなった場合に、発育の前段階、児童、幼児期における行動様式が復活されるのを指します。例えば突然の危険が身に迫った場合に、無知な子供のように、あるいは鳥獣のようにむやみに右往左往するが時がこれです。

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