非指示カウンセリング

非指示カウンセリング、非指示療法、患者中心療法はＣ・Ｒ・ロジャーズの創案によるカウンセリングの方法で、精神的な悩みは、身体を外科医にまかせて手術してもらうようには治療しにくく、多くの悩みは気の進まないことを、いやいや無理してやり、そうした自分を、自分で嫌がっていることから起こるために、これを非難も説教もしない人の前で自由に遠慮なくさらけ出すことになれば、そこにおのずから自分の洞察が働き、目が開かれて事態を客観的に見ることができ、自分が自分なりに進むべき道が自覚されてくる。こうした患者自身の洞察と自己受容と自発性とによって、自主的に悩みの解決を行わせようとする療法です。