記憶障害
記億に関する障害としては多種多様なものがあります。例をあげると、老年期の健忘や脳疾患からの健忘は一般に知られていますが、激しい心身のショックを受けえ直後にも、また、意識喪失からさめた直後にも同様の健忘がみられます。つまり衝撃的経験の時点から数日後に及ぶ間の記憶が央われ、前進性健忘、その時から数日前に及ぶ間の記憶が失われる、逆行性健忘。また二重人格とか人格分要とか言われている現象も健忘の一種であって、そこでは自分の姓名、年齢、住所、職業、経歴、家族などの記憶が失われます。記憶障害にはその他、偽の回想と呼ばれている障害なども含まれます。これには既視、デジャブー、つまり実際には始めて見た景色であるのに、どうしても以前に見たことがあるように感ぜられる回想錯誤も含まれています。
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