劣等感

自分は劣ったものであるという卑下、あるいはひがみの気持が心の底に根を張り、そのため向上の自信と勇気とが失われるに至った場合、これを劣等感とか劣等感情と言います。劣等感は個人的劣等感だけでなく社会的にもみられ、有色人種は自色人種に対し、女性は男性に対し、貧困階級は富裕階級に対し、不具者は健康者に対し、一般に多少ともの劣等感を持っています。特に劣等感がコンプレックスとして心の深層にあって、本人がこれを意識しない場合には、かえって表面的には、偉い態度を示し、いたずらに他を敵視したり攻撃的になったりすると言われます。

psychology

          copyrght(c).psychology.all rights reserved

psychology