心理工学

心理工学とはB・F・スキナーとその一派によって提唱され、ティーチングマシンによる、教育方法の基礎となっえ考え方で、次の仮説にもとづいています。人間の行動はすべて外的条件によって制御できる。望ましい反応に強化、反応が生じた際の報酬、賞賛・賃金などを与えれば、その反応の生じる率が高まり、望ましくない反応に消去、報酬を与えないか罰を与えれば、その反応は生じなくなる。以上の操作を時系列的に行う場合、最適の強化スケジュールが存在する。これはティーチングマシンのプログラミングの基礎ともなっています。スキナーは、心理工学は教育訓練だけでなく、心理療法から政治行動にいたるまで、広く行動科学全般に適応され、人間行動の改変に用いられ得るとしていましたが、その極端な人間反応機械論、環境決定論的な考え方に対しては、批判も多くありました。

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